GSEドームについて

GSEドーム

Equipment

特殊樹脂フィルム

ドームの皮膜には集光・断熱効果に優れた新素材の2重膜特殊樹脂フィルムを採用しました。植物の光合成に必要な光を全体に行き渡らせ、太陽光をムラなくコントロールできます。

2重扉式ユニットボックス

エントランスには、ドームの内外気圧を制御するユニットボックス(風除室)を設置。2重ドアには鍵付アルミサッシ、ポリカーボネートの半透明窓を採用しています。

センサーポール

エントランス外部脇に設置されたセンターポールはドーム外の風速、日射量、温度、降雨量等をセンサーで計測、ドーム内にある制御盤にデータを送信し、各部門の制御に活用します。

High Efficiency

高効率で高い収穫量を誇るGSEドーム

GSEドームは、日本の誇る最先端技術を駆使することで、従来のビニー ルハウスの弱点を克服し、生産性をより高めた水耕栽培の専用エアドームです。 太陽光をふんだんに取り込む空気圧で膨らませた直径27mのエアドーム内 には、直径20mの円形栽培用の水槽が設置され、専用フロートには常時約1.5万株の農作物が栽培可能です。更に、構造上の特徴でもある柱を使わないドーム(空気膜)構造は、日光の影による発育不良を防ぎます。また、GSEドームは、施設維持と野菜栽培の制御を一括してコンピューター管理していますので、AUTO(自動)モードを利用すれば、手間をかけずに施設管理することが可能です。

送風機ユニット

ドーム内部には内圧を調整する8台の送風機ユニットが装備され、最大換気能力は1,033㎥/min。ドームフィルムに急激な外圧がかかった場合等の圧力異常に備えて、破損を最小限に抑えるダンパー機能も備えています。

栽培水槽

ドーム内には、直径20m、深さ約8cmの円形水槽があり、約1.5万株の作物が常時栽培可能です。水槽部に250の扇形フロートが浮かんでおり、その間に作物を栽培します。中心部には直径3.2mの定植用スペースを設け、小さい範囲で効率よく、作業ができるように配慮されています。

養液循環ユニット

養液循環ユニットは、栽培水槽内に弊社独自の栽培養液を循環させ、植物に最適な養分の質、温度を一定に保ちます。 また、循環過程において、養液温度EC・PHを計測、適正な量の養分または酸・アルカリ等を自動でタンクから供給します。

Specification

GSEドームの主な特徴

最先端の栽培方法と施工技術がマッチングしたGSEドームは、これまでにない高い生産効率を実現、太陽光を利用し環境にやさしい画期的な植物工場です。

1. 野菜の高効率自動生産

2. 栽培のオートメーション化

室内環境は24時間コンピューターが制御しています。

3. 太陽光利用型エアドーム(空気膜)構造

柱によってできる日陰を低減させ、太陽光を最大限に利用する集光構造をはじめ、生産に適した自然光に近いトルネード気流や密室化によって病気や害虫被害を軽減します。

4. 省スペース

機器のユニット化、生産段階に合わせた栽培方法により、ドーム内敷地が最大限活用可能です。

GSEドームの施設概要

ドーム直径 27m 全体面積 572㎡
中央水槽面積 約302㎡
吸排気送風機設備 8台 空調機設備 4台
栽培品目 フリルレタス・ロロロッサ等のリーフレタス及びハーブ類
構造 柱のない東京ドームと同じ空気膜構造
常用耐風速 45m/s
設置期間 約2週間(設置条件によって異なります)

Control

GSEドーム・コントロールパネル

GSEドームの頭脳であるコントロールパネルは、ドームの空調、養液等の栽培や管理に関するデータ処理を全て一括して行います。
AUTO(自動)モードとMANUAL(手動)モードの切り替えができ、野菜の生育状況に合わせた最適な環境が、モニター上で設定できます。

GSE catalog